Ivy Bridge世代のCore i5-3450が載っていて、メモリは4GB DDR3、DVDスーパーマルチドライブ搭載と、そこそこいい感じのスペック。有効なWindows7ライセンス(Windows 10アップグレード可能)も付属します。ストレージは250GBのHDDと、少し時代遅れ感はありますが、どうせ後で交換するので気にしないことにします。
お値段はヤフオクで3,800円。 送料が2,000円ちょい掛かりましたが、お買い得です。
Mate、かっこいい...。
■ストレージ換装とUbuntuのインストール
このPCには250GBのHDDが搭載されていますが、我が家には旧メインPCから取り出して使わなくなってしまった256GBのSSD(Intel 545s)と、データがたっぷり入った2TBのHDD(WD20EZRZ)があります。せっかくなので、それを搭載することにしましょう。
このPCには、5インチベイ(光学ドライブで占有済み)、3.5インチシャドウベイ、3.5インチFDDベイがそれぞれ1つずつ存在します。うまくいけば、光学ドライブを含めて3台のストレージを搭載できそうです。
ですが、このPCのマザーボードにはSATAポートが2つしか存在しないため、ストレージを3台搭載するのは簡単ではありません。考えられうる対処法としては;
1. 光学ドライブを接続せず、代わりに2台のストレージを接続する
2. ポートマルチプライヤを使い、マザーボードのSATAポートを分岐して使う
3. PCIe to SATA 拡張ボードを使い、SATAポートを増設する
4. ストレージの内蔵をあきらめ、USB接続する
などがあります。
今回は3番の方法を取り、玄人志向から出ているSATA3I2-PCIeという製品を使ってSATAポートを増設しました。ですが結果的には、PCをスリープから復帰させた際に、拡張ボードに繋げたストレージをロストしてしまいアクセス不能になる症状が発生しています。症状の再現性もかなり高めです。こういった相性問題はよく見られることのようで、SATA拡張ボードの使用は、あまりオススメできるものではなさそうです。
これがストレージ換装と増設を終わらせた後の様子(配線は後で修正しています)。右上に、SSDとHDDがベイに1台ずつ搭載されている様子が見えます。
FDDベイにSSDを搭載するのも実は結構苦労していたり。ネジ位置の関係でうまく搭載するのが難しいんですよね。
そういや、このPCにはマザーボード上にPCIe x16スロットが搭載されていません。グラボをつけたい人は気をつけようね。
■Ubuntuのインストール
SSDにUbuntu 20.04 LTSをインストールします。
Ubuntuをインストールするのは、Linux OSの勉強を目的としています。Ubuntuにしたのは、たまたまLiveUSBが手元にあったからですね...数GBにも及ぶディストリビューションをポンポン落とせるほどの回線はなく。
Ubuntuでやりたいことは、基本操作を学んだり、シェルスクリプトに触れてみたり、まあ色々です。メインPCをデュアルブートにするのも考えましたが、使い慣れたWindows PCをそばで起動しておけばいつでも調べ物や作業、学校の課題などで使えるということで、独立したPCにUbuntuをインストールしたいなあと。それがMateを買ったきっかけだったりします。
インストールはそれほど困難ではありませんが、今回はトラブルの連続でした。
このPCはUEFIブートに対応していないので、ブートデバイスはMBRでパーティションを構成する必要があります。ですが、今回UbuntuをインストールしたSSDはもともとGPTでパーティションが構成されていました。そのままの状態でパーティションを全部削除し、パーティションを作り直してレガシーブートできる設定でUbuntuをインストールしましたが、肝心のパーティションテーブルがGPTのままなので、ブートできません。
LiveUSB環境でUbuntuをブートし、GPartedでSSDのデータをHDDにクローニングし、SSDのパーティションテーブルをMBRに変更し、GPartedでHDDからSSDにデータを戻し、Boot Repairでブートローダーを書き込みました。いやあ、大変だった。
本当はもっと効率的な方法もあるかも。
■Ubuntu環境のできあがり!
Ubuntu環境、構築できましたー!がんばって作業した甲斐あって、非常に快適に利用できています。
上の画像では、デスクトップ環境としてKDEを入れています。Kubuntuではないです。色々なデスクトップ環境を試してみたく...。
今はまだまだLinux初心者ですが、これから色々勉強していこうかなあと思ってます。基本的なコマンドなんかを少しずーつ覚えている段階です。
Mate、安くてかっこいいのでみなさんも一台いかが?