先日、PCパーツに7000円近く溶かしてしまったので、その紹介をします。
こちら。
まず、今回の目玉商品はケースファン「San Ace」です。ただのケースファンなのに1個2000円以上もする商品で、普通の自作erは滅多にこんなの買わないと思います。安いものは1個700円とかで売っているので、安物と比較すれば3倍ほどの値が付いている計算になります。
このSan Aceですが、実はもともと産業用途のファンです。これをPC向けにカスタマイズした製品をオウルテックが販売しているというものになります。元々産業用途の製品なので、コンピューターの中ではPCよりもどちらかといえばサーバーとかワークステーションに使われてそうな製品ですね。
自作パーツとしてSan Aceを採用するメリットとして、最も大きいのはやはり信頼性の確保でしょうか。San Aceシリーズはとにかく寿命と信頼性を重視したファンなので、メンテナンスをしつつ長く動いて欲しいとか、あるいはメンテナンスが困難な環境でもそれなりに上手く動いて欲しいといった用途に使えるのではないかなと思っています。
実はこのファンを搭載する予定のマシンですが、6年間動き続けたCore i3-3220搭載機に様々な延命処置を施した後、実家に住む家族に譲り渡してさらに5~6年くらい(?)動いてもらう予定です。
そうなってくるとどうしてもメンテナンスの頻度は落ちますし、パーツ交換もして貰えなくなる可能性もあります。環境的な面からも、現在よりもPCにとってはより過酷になる可能性も多少あります。
また、今回のPCに元々付いていたファンは、ちょうど4~5年ほどで寿命を迎えてガラガラという音を立てるようになってしまいました。ファンの故障が原因でPCを処分したりすることになっては非常にもったいないということもあり、今回のパーツ選定に至りました。
実際にPCに元々付いていたファンと交換してみました。
騒音などを特に気にせずに買ったのが悪いんですが、この中の「標準」と書いてあるファンが1台だけ、えらい爆音を立てているんですね。
家族に相談した結果「異音じゃなければ別にうるさくてもなんともないよ」とのご意見を頂きましたが...。いやいや、規格外な騒音が出ているんですがそれは。
部屋の中でジェット機が飛んでるような音がします(大げさ)。
幸い、このPCケースには、ファンに供給する電圧を5V、0V(= OFF)、12Vの3つから選べるごく単純な仕様のファンコンがついていました。爆音ファンへの供給電圧は定格で12Vですが、5Vに無理やり落としてやることで静音化することができました。
なお普通のファンは電圧を5Vまで絞るとほとんど風が出なくなり、ファンとしては機能不全状態に陥ります。最低7Vは必要っぽい。ですが、今回使ったファンは定格で100CFM以上の風が出る仕様だったので、5Vまで電圧を絞ってもそれなりに風が出ています。そのうえ、今回買ったファンの中では一番静か。これには驚きました。
Zalmanのごく普通のケースファンですが、思っていたよりも寿命は短かったかなあ。まあ普通のファンなんてそんなもんか。
それから、背面にUSB3.1 Gen1ポートを2つ増設する改修を行いました。
このPCに使われているマザーボードは、背面バックパネル部に3.1 Gen1が2ポート、前面用のピンヘッダに2ポート、合計4ポートのUSB3.1 Gen1ポートを備えています。
しかし、PCケースの設計が古く、マザーボードに搭載されているピンヘッダが生かせていませんでした。PCケース前面のポートは、背面のバックパネル部の端子から延長して引っ張ってくるしようとなっています。そのため、USB3.1 Gen1ポートの増設改修を行う前は、背面1ポート、前面1ポートしかない中途半端な仕様でした。
今回の改修においては、遊んでいる状態だったUSB3.1 Gen1ピンヘッダを活用し、比較的低コストでUSB3.1 Gen1ポートを増設しています。これで、使用できるUSB3.1 Gen1ポートは、背面3ポート、前面1ポートの合計4ポートに増えました。
最近のマザーボードはより多くのUSB3.1 Gen1/Gen2ポートを搭載しているため、これでも少ないように見えますが、実際のところそんなに多くのUSB3.1機器を接続するわけではなさそうなので十分でしょう。
一通りのパーツ交換を済ませたケース内部の様子です。増設したUSBポートから伸びている青いケーブルがアクセントになっています。
今後、家族にPCを引き渡す前にストレージを交換する予定です。SSD、HDD各1台を発注していますが、これらの交換作業も気が向いたら記事にするかもしれません。
現在はわたしのデータの入ったストレージを積んでいますが、これらはPCから取り外した後も外付けストレージ化して活用します。
なお、電源ユニットの交換も検討して最後までかなり迷ったのですが、結果的には見送りました。今後発火とかしないといいけどねぇ。
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